Guru Purnimaとは毎年、今の時期の満月のお祝いであり、ヴェーダの伝統ではあまりお祝いしない方がいい満月も結構ありますがこの満月は中でも一番幸運な満月と言われています。
なぜかというとGuru、グル、師匠をお祝いする満月だからです。グル、師匠というと現代では色々間違った意味で使われていることもたくさんありますがどういう意味かというとまずはその言葉を分解することが必要です。
Guとは暗い場所、暗さという意味でRuとはその暗さを明るくするもの、明るく光を入れてくれるものという意味であり、要には自分の道を光で明るく翳してくれる人、という意味です。
ヴェーダの伝統ではguruとは母という意味にも関係していて、それでは母って一体どういう意味?と考えてみると欲しいものをどんどんくれる人ではなく、時にはだめ、と強く言ってくれる人、必要な時はいつもいてくれる人っていう意味ですよね。そんなわけでguruとはとっても深い意味があります。
私も母親になってから、ホームスクーリングを半分やってることもあって、今日も時計の読み方を教えていたところ、やっぱりついついイライラしてしまう私。なぜかというと、私がシンプルだと考えていること(自分の先入観)と全く複雑に考えている息子(現実に起こっていること、事実)との違いから感じられる、ヨガでいうTapas、摩擦熱が感じられるからですよね。
ヨガの勉強でもよく勉強する前に唱えるマントラは下記のようですが
Om Saha Naav[au]-Avatu |
Saha Nau Bhunaktu |
Saha Viiryam Karavaavahai |
Tejasvi Naav[au]-Adhiitam-Astu Maa Vidvissaavahai |
Om Shaantih Shaantih Shaantih ||
中でも、4段目は生徒さんも師匠も、熱心になって言い争いにならないように、という願いを込める意味も含まれているくらい、熱、(tapas)というのは大切であり、火であるので注意しながら取り扱いしようという意味も含まれています。
何か、皆さんも師匠の方、ヨガでなくても、存在してますか?私の先生も、私が知らないうちに色々イライラすることもあっただろうなと思うと同時に、私、生徒としても、イライラすることもあったなと思います。なぜかというと、やりたいことをやらさせてくれない、まだまだ修行が必要って言われたり、私にとってはイライラするけど、先生の方も焦っている私を見て、まだまだ、って思っててくれたんだな、ってよく思います。子育てもそうですよね。親になってからよくわかることって本当にたくさん。
師匠、Guruっていう方々の存在がないと本当に今の私は想像もできないくらい。そんなありがたい感謝の気持ちで迎えたGuru Purnimaでした。あなたはどうですか?