瞑想とは
〜マインドフルネスと瞑想の違い
もともと、心の安定感を求めてヨガを始めたので一番最初に現れた先生もタントラとチベット仏教の瞑想師匠でした。カナダで住んでいた場所も1970年代にアメリカ、コロラド州からドッと仏教生徒たちが移民してきた街とのこともあり、瞑想会というのはどこに言っても盛んな街でした。

そんなラッキーなところで学んだのがヨガと瞑想。ヨガと瞑想、なんて別々のように言ってますが、実は全く同じことなんです。
現代ではヨガっていうとフィットネスを思いつく方がほとんどかもしれませんが、本当は体を動かすヨガ(āsana)はただヨガの一部であり、本来の目的に達するための一つの方法なんです。
アーユルヴェーダ、呼吸法、ヨガ哲学、ニドラーも全て図のようにSamadhiを目掛けてやっている練習ということです。その中でも練習として一番Samadhi(至福とよく日本語で訳されていますがちょっと意味がズレているのでご注意)に近い状態になれるのがニドラーや瞑想と言われています。
現代的なヨガではアーサナが有名ですが、アーサナも、呼吸法も全て瞑想に向かってやっている、瞑想精神のあり方のためということですね。
The practice of meditation is basically a process of getting to know yourself by becoming familiar with your mind. The Buddhist view of the mind is that it’s always awake. Its nature is awareness and compassion. Whatever meditation practices we may do, they are all intended to increase our mindfulness and awareness, strengthen our sense of inner peace, and improve our ability to deal with our emotions as well. 瞑想の練習とは基本的には自分のマインドに慣れることで自己理解力を発達させるプロセスのこと。仏教での考え方としてはマインドは常に目覚めているのでマインド自体の自然体は意識と思いやりの気持ちである。どんな瞑想スタイルを練習してても、目的は皆同じ、マインドフルネスと自己意識を向上させ、心の平和感を強め、感情と正直に向き合うことが目的である。
DZOGCHEN PONLOP RINPOCHE
逆に、マインドフルネスということは自分の今、この瞬間の周りの環境、または今やっている行動自体に意識を深めることです。なのではっきりいうとマインドフルネスの焦点は外向き、瞑想の焦点は内向きということですね。
そして、”ながら瞑想”をやろうとしている方も多いですが音楽を聴きながら、散歩にいきながら、寝転がって休みながら、というのはちゃんとした瞑想ではなく、”マインドの休養”ですのでご注意。
もし、瞑想をちゃんと学びたい、という方は下記のキーポイントがおすすめです。
- 先生を見つける(私もオンラインで北海道、ニセコやプライベートでレッスンを開催してます)
- 自宅で北向、または東向きの場所を瞑想の場所として確保する
- まずは基本的なBasic Shamatha シャーマタという瞑想を練習する(ビデオ作成中です)
- 最初はまず3−5分間なるべく毎日同じ時間で瞑想の練習をして、30日続けられたら少しづつ、長めにしてみる
練習を始めると色々な質問が出てくると思うのでぜひいつでも聞いてください。
皆さんの心の平和がもっと深まりますように。

ヨガ、瞑想講師歴16年のベコともみです。世界でいろんな場所でいろんな方々にヨガを広められた幸福な経験に恵まれていました。モットーとしてはアーサナで終わらないヨガ、心の健康を目指したヨガです。カナダで心理学を勉強中にヨガに出会い、ヨガの伝統、哲学を忘れていない師匠方々に恵まれていました。
今では沖縄でオンライン、または対面でプライベートヨガを中心にやっています。
興味のある方はぜひこちらから詳細ご覧ください。